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【ホーキング博士】史上最大の地球外知的生命体探査プロジェクトを発表 [科学・技術]

イギリスの理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士は7月20日、
ロシアの起業家ユーリー・ミリネルらとともに
地球外の知的生命体を探査する史上最大規模の計画を発表しました。

予算は1億ドル(約124億円)、
10年を費やして宇宙を調査していくといいます。










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スティーブン・ホーキング博士とは



ホーキング博士.gif

本名スティーヴン・ウィリアム・ホーキング
(Stephen William Hawking 1942年1月8日 - )

1960年代、学生のころに筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症により、
車椅子生活を余儀なくされた世界一有名なイギリスの理論物理学者で、
「車椅子の物理学者」としても知られています。


ALSは極めて進行が速く、半数ほどが発症後3年から5年で
呼吸筋麻痺により死亡する重い病気のようですが、
発症から50年以上たった現在も博士は健在でいます。


この病気は2014年のアメリカ合衆国で始まったALS支援運動
アイス・バケツ・チャレンジの広まりによって再注目されました。
バケツに入った氷水を頭からかけている様子を撮影して、
それをFacebookなどのSNSなどの交流サイトで公開するか、
もしくは100ドルをALS支援団体に寄付する、
あるいはその両方を行うかを選択するというやつです。
そして次にやってもらいたい人を3人指名して、
指名された人は24時間以内にどれかを選択するというものです。


ホーキング博士が一躍有名になったのは、
1963年のブラックホールの特異点定理の発表です。
その他にもホーキング放射などを提唱し、
現代宇宙論に多大な影響を与えた人物ですが、それだけではとどまりません。


一般人向けに現代の理論的宇宙論を簡単に解説しようと試み、
日本語版は『ホーキング、宇宙を語る』などがあります。


ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: スティーヴン・W. ホーキング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 文庫





今回、史上最大の地球外知的生命体探査プロジェクト
(SETI?the Search for Extraterrestrial Intelligence?)を発表し、
改めて知的好奇心の高さを感じるとともに、そういうことをする人だったの?
という驚きもあります。


というのも、
2010年4月25日にアメリカのディスカバリーチャンネルのテレビ番組にて、
クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到着した時、
資源を使い切った彼によってアメリカ先住民が征服されたことを引き合いに出し、
人類と宇宙人との接触は人類にとってよい結果をもたらさない、
として宇宙人とのコンタクトを試みるべきではない

参照:Wikipedia

と主張していたからです。

ホーキング博士は、
今回の探査の目的は地球外の知的生命体と言っているように
どういうことだろうと疑問に思ってしまいした。


では、今回の地球外知的生命体探査プロジェクトとは一体どんなものなのでしょうか?
また、今までそういった試みはあったのでしょうか?

その疑問についてまとめてみました。



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地球外知的生命体探査プロジェクトとは



今回の地球外知的生命体探査プロジェクト、そのプロジェクト名は
「ブレークスルー・リッスン(Breakthrough Listen)」

この計画に出資しているのが、ロシアの起業家ユーリー・ミリネル氏。
ミリネル氏によればこの計画の位置づけは、
地球外文明の存在を示す信号を探していく これまでで最も徹底した科学的研究になるだけでなく、
宇宙の知的生命体探査を完全に新しいレベルに引き上げるものになる
としています


・どのように地球外知的生命体を探査していくのか?


この計画では、世界最大規模の電波望遠鏡「グリーンバンク望遠鏡望遠鏡」など
複数の観測装置を使用することで、
宇宙のこれまで以上に深い場所で電波やレーザー信号を探していけると言います。

これまでの探査と比べて、
1年以上かかって得られたデータを
たった1日で集めていけるほどの最新技術を投入しています。

具体的な調査範囲は、
地球に最も近い100万の星々の他、
天の川銀河の中心部最も近い100の星雲
監視していく予定で最大規模の科学調査となります。



ホーキング博士はロンドンの王立協会で行われたこの計画の発表会で、
「無限の宇宙には、他の生命体が存在しているはずだ」
「宇宙のどこかでは恐らく、知的生命体が私たちを見ているかもしれない。いずれにしても、これ以上大きな問いはない。答えを見つけ出し、地球外生命体を探すべき時が来た」
「宇宙にはわれわれしかいないのかどうかを確かめることは重要だ」
と語りました。


「無限の宇宙には、他の生命体が存在しているはずだ」
との発言に強い共感を覚えましたね。
私自身が最近、youtubeで宇宙の広さを表す動画を見たためか、
そう感じずにいられませんでした。

その動画を見ればほとんどの人が、
宇宙には地球以外にも地球のような生命体が存在する星があると
感じると思います。
ですが、なんて自分はちっぽけなんだと感じるかもしれないので、
閲覧の際は心構えをしてから観て下さいね。

その動画がこちら↓






「ブレークスルー・リッスン」の発表会の動画がみれますので良かったらどうぞ↓



プロジェクトは2016年にスタート予定となっており、
調査によって集められたデータは全てオープンソースとして公開される予定です。


新しいデータから新しい発見の報告を期待したいですね。

ただ、知能の高い地球外生命体に征服されるようなことは
映画の世界だけにして頂きたいですね。






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最後までご覧頂きありがとうございました。


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